文山三七人参特産局
日本推進支援部

三七(田七)人参に関する概要

三七(田七)人参とは?

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Q.【文山三七】なぜ本場物と呼ぶのか?

A. 漢方材の本場物という概念には、地理的環境と人文的要素の二つの面が含まれています。
本場物の薬材とは、伝統的な漢方材の中でも特定の品質、特定の生産地もしくは特定の生産技術と方法で生産された、正真正銘、良質な漢方材を指します。
文献の記載によると、三七の文山州における栽培は、既に500年近い歴史を持ちます。
三七はただ南方の北回帰線付近の中高海抜地域のみ生存できます。三七の環境条件に対する要求は厳しく、適応能力が低いため、極寒と酷暑には耐えられず、少々木陰で湿った生息環境を好みます。 三七に最も適した栽培地域の90%は、中国雲南省文山州の文山県・硯山県・馬関県に集中しているのが現状です。 雲南省以外では、広西・広東等同じく優良品種を導入し栽培していますが、生息させることまではできますが、生産量は少なく品質も悪く、栽培価値があるとは言えません。


Q.なぜ体によいといわれているのか?

A. 三七(田七)人参にはGPTを下降させ、血奬蛋白合成促進の効果など、肝機能を強化し、糖代謝を活発させる働きをもつ成分が含まれていることが、最近の研究で明らかになっている。
また、心臓に対しては“田七ケトン”という成分が冠状動脈疾患や狭心症の治療および血液中のリポイド量とコレステロールを減らす効果があるという研究発表がされている。
つまり、心臓に対して常に新鮮な血液を送り込むような冠状動脈の強化をしてくれます。
また、田七ケトンは冠状動脈の血液の流れを増大させ、体内の脂肪代謝を活発にするため、血圧を下げる効果につながり、高血圧、動脈硬化などの予防や治療にも大変役立ちます。
三七(田七)人参は滋養・強壮にたいへん優れていることは古くから知られております。これは、田七に鉄分の含有量が多いためで、虚弱体質の人の鉄分代謝を高めて血液の量を増やすと共に、強壮・強心作用が期待できるからです。


Q.『三七(田七)人参』は薬ですか?

A. いえ違います。天然健康食品です。
三七(田七)人参は、自然の大地から豊富な栄養を源に育ちます。


Q.『三七(田七)人参』と人参(高麗人参など)との違いは?

A. 三七(田七)人参と人参はどちらも五加科人参属の植物に分類され、ともに日陰を好む植物ですが、異なった種に属しており、生態習性等の面で二者には大きな違いがあります。
人参は北方の生態環境に適していますが、三七(田七)人参はただ南方の北回帰線付近のごく一部の特殊な地域でのみ生存可能なのです。
次に化学成分からみると、三七(田七)人参と人参はサポニンを含んでいますが、単体サポニンの含有量と構成には大きな違いがあります。 三七(田七)人参は人参が含んでいるサポニンであるR0を含んでおらず、反対に人参は三七(田七)人参サポニンR1を含んでおりません。また三七(田七)人参のサポニン総量は人参よりも多いのです。
「人参は『気』を補うのを第一とし、三七(田七)人参は『血』を補うのを第一とする」といわれています。


Q.“生田七”と“熟田七”の違いは何?

A. 生・熟三七(田七)人参いずれも止血・鬱血を散らす・健康保持の作用がある。田七の血液の循環をよくし、鬱血を散らす成分(サポニン類)は、熱によって壊れやすいため、生で用いる場合はサポニン類の成分は壊されておらず、血液の循環をよくし、鬱血を散らす力が強いです。しかし、蒸し上げたり油で揚げたりした後は、サポニン類の成分(≧60℃で分解されやすい)の損失が大きいため、血液の循環をよくし、鬱血を散らす力は相対的に弱まるが、健康保持機能は際だちます。


Q.『三七(田七)人参』の服用方法にはどのようなものがありますか?

A. 健康体の方が健康維持の為に栄養補助としてお召し上がる場合、1日分は3〜6グラムが適当で、より一層効果を高めたい時には10グラムほど用いても良いでしょう。
1日分はなるべく2?3回分けて飲むのがお勧めです。1回で飲む場合は3〜5グラムほどをお薦めいたします。


Q.三七に含まれる微量元素にはどのようなものがありますか?

A. 三七には多種の微量元素が含まれており、人体の内分泌・成長発育・免疫力と感染・神経系統の構造と密接な関係があります。その中でもヨウ素(I)は甲状腺ホルモンの原料で、コバルト(Co)はビタミンB12の原料、鉄(Fe)・マンガン(Mn)・モリブデン(Mo)は酵素やその他活性タンパク質の原料です。人体内で鉄が欠乏すると、低色素貧血症を引き起こします。
銅が欠乏すると低色素小細胞貧血・脱分化・骨格生成障害を引き起こし、骨粗鬆症を起こします。亜鉛が欠乏すると成長の遅れ・食欲不振・睾丸萎縮・皮膚の変質を起こします。マンガンが欠乏すると子供の骨の成長停止、腱結合組織の発育不全・成人の食欲不振・体重減少・発育不良・生殖機能低下・脂肪とタンパク質の代謝障害を起こし、場合によっては神経症が発生します。モリブデンの欠乏はまた、動脈硬化・心筋梗塞と密接な関係があり、適量のMoの摂取でその病理過程を改善することもできます。

〔注釈〕
* GPT…Glutamic pyruvic transaminase(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)の略で、GOTと同じくトランスアミナーゼというアミノ酸の合成に必要な酵素。肝臓に多く含まれる。このGPTが高値の場合、肝臓病(急性・慢性肝炎・脂肪肝、アルコール性肝炎など)が疑われる。なお、最近は「ALT(アラニン・アミノトランスフェラーゼ)」
と呼ばれることが多い。
*サポニン…構造的にはトリテルペンやステロイドにオリゴ糖(二個以上の糖が結合したもの)が結合した配糖体の一種であり、シャボン玉のシャボンと語源は同じ「泡立つ」という意味である。
*R0、R1…サポニンの種類