文山三七人参特産局
日本推進支援部

三七(田七)人参に関する概要

三七(田七)人参とは?

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『三七(田七)人参』の主要成分
三七(田七)人参の成分は、主にサポニン(プロトパナキサトリオール系サポニン、プロトパナキサジオール系サポニンを主とする)であり、さらに止血の成分である田七素、及び他糖体・アミノ酸・エッセンシャルオイル・植物性ステリン・イソフラボンおよび微量元素等を含んでいます。


【文山三七】原産地域の認定
2003年4月24日中華人民共和国国家質量監督検査検疫局により、《原産地域産品基準(文山三七)》(GB19086-2003)を発表し、同年9月1日より執行しました。【文山三七】は、中国で《原産地域製品保護認定》の第一号です。
《原産地域製品》とは、国際条約と協議の規定に準拠し、特別の制度と手順を通じてある特別な地域の名を採ってある製品に命名され、それによりその製品がその特別な地域のものであることを表し、また製品の質・特色・信頼度などは、内在的要素である自然や人為が構成するその特殊な地域の地理的特徴により決定されるというもので、1999年8月17日に『原産地域製品保護規定』を公布され、WHO加盟時に国際慣例に従って名産特産品が保護され得るようになりました。
国際的な面において国際原産地域製品保護規定上では、各加盟国は必ず無条件に各国の原産地域製品の保護を遵守しなければならず、また改めて各国政府に申告する必要はありません。一方国内では、原産地域製品の保護は地方ブランド品を創る有効な方法となります。この規定の実施が保証されれば、特産の『文山三七(田七)人参』資源の保護にかなり重要な意味をもつこととなります。


【文山三七】本場物の真贋を判別
「三七(田七)人参」の外観的な判別は、主根は円形あるいは円柱形を呈しており、表面は灰褐色、断面は灰緑色あるいは黄緑色です。
切断面の光沢のある薄黒色、薄緑色あるいは薄褐色に見えます。
中心の木質部はやや放射状の紋が確認されます。味はかすかに甘く、苦みを伴います。
物理化学的な判別法は、三七(田七)人参の粉末0.5gを取り、水15ccを加え、暖めて30分間浸した後、上澄み液1ccをガラス瓶に取って強くふります。そして持久性の泡が立てばそれが本物の三七(田七)人参です。この他、顕微鏡による判別や分子生物学的判別方法等を用いることもできます。


【品質評価基準】
三七(田七)人参は、産地、年数、加工方法及び品質管理によって品質が相当異なります。
産地・・・
田七の産地は雲南省以外でも採れないことはないのですが、その内容は格段に劣ります。
最も質の良い田七は文山州の文山県・硯山県・馬関県産とされます。採する時期により、秋の花咲く前に採したものは「春七」、冬の種子熟成後に採したものは「冬七」と呼ばれ、「春七」の質が最も良いと言われています。
年数・・・
三七(田七)人参の大きさは年齢に伴い大きくなりますが、その内容は必ずしも大きさと一致しません。三年目のものの有効成分含有量は、6〜7年目のものとほぼ同じです。
加工・・・
良い田七製品は三七(田七)人参の根しか使用しません。現在、一部市販の田七は田七の茎、葉、末端などを全部入れて粉砕した物「文山三七(田七)人参」と称して販売されていますが、粗悪な物が多く本来の作用は期待できません。 また原料の種類や品質に加え、残留農薬量や生菌数も重要なポイントとなります。 三七(田七)人参は生のままですと雑菌が多く、場合により大腸菌も検出されます。 雑菌には高圧蒸気減菌法が一般的です。


最高級品:二十頭、浅い黄色 最下位品質:八十頭
◆二十頭〜三十頭、6年程度、四十頭?六十頭、3年未満、八十頭?、1年未満
◆サポニンに代表される有効成分の含有量は、必ずしも大きさに比例しません
◆6年物は黒色、4年物は茶色です。3〜4年物は水分が多いので重く粘り強いです。


【文山三七(田七)人参】
知名度、効果共に漢方生薬ではトップクラスの実力を誇る三七(田七)人参だが、食品用途でも薬効健康食品として着実に市場を拡大しています。現在、日本国内で流通する三七(田七)人参は、ほぼ中国からの輸入品です。その中、「文山県に直営農場を所有」「7年生または6年生三七(田七)人参を使用」などの表現と称して販売されているケースもあり、注意が必要です。
現在、文山州産の三七(田七)人参は、ほとんど3年物(4年物はわずかしかない)です。7年生物は勿論、6年生はありません。また、現在文山州に直接に三七(田七)人参農園を経営する外資企業はありませんのでご注意下さい。


『三七(田七)人参』の根系と根茎
田七の地下部は、根系と根茎の二つの部分から成っており、それが生薬薬材の主となるところです。根系には塊根・支根・ひげ根が含まれます。塊根は円錐形等を呈し、その大きさ・重さは田七の年齢が増すに従って増大する。根茎は茎と塊根の間の境界線に位置し、塊根に比べ細く、茎よりやや太いです。根茎は、毎年節を一つ伸ばし、茎葉が抜け落ちた後、節の上に一つのくぼみが残るが、これが「茎痕」です。田七の生育年が長くなればなるほど、茎痕もしくは根茎節の数も多くなり、根茎もますます長くなります。
そのためここから田七の生育年数が判断できるのです。田七の根系と根茎にはサポニン(プロトパナキサトリオール系サポニン、プロトパナキサジオール系サポニンを主とする)であり、さらに止血の成分である三七素、および他糖体・アミノ酸・エッセンシャルオイル・植物性ステリン・イソフラボンおよび微量元素等を含んでいます。サポニンは身体の滋養強壮に作用し、多糖類には免疫増強機能があり、細胞の免疫機能を強め、身体の疾病予防機能を高め、身体の外界からの悪影響に対する適応能力を高め、抗高温・抗酸素欠乏・抗疲労等の力を高めます。


【原産品】・・・『三七(田七)人参』の茎葉
田七の茎は円柱形で、表面はやや滑らかです。緑色で、その高さと直径は年齢が増すにしたがって大きくなります。田七の葉は掌状複葉です。一年物の田七では、一般に一枚の掌状複葉をもつのみであるが、二年物以上になると、田七の年齢が増すにしたがって増え、また大きくなり、一般に2〜6枚の掌状複葉を持ちます。
田七の葉に豊富な配糖体があります。その配糖体の主な成分は、プロトパナキサジオール系サポニンです。その薬理効果は、主に神経系への影響として現れます。比較的強い中枢神経抑制作用があり、鎮痛・鎮静、催眠などの効果があります。


【原産品】・・・『三七(田七)人参』の花と実
田七の花は繖形花序で、茎杆の頂端に一つだけ生じ、花序からは多くの小さな花が咲きます。花の多さは三七の年齢と関係があり、一般に二年物の花序には50〜220の花が咲き、三年物の花序になると多いものでは280の花を咲かせます。田七の花は一般に7〜8月に蕾を付け、9〜10月に花を咲かせ実を結びます。
田七の花のサポニン含有量は、三七(田七)人参の各部分の中で最も高いところです。中国国内では、高血圧・めまい・偏頭痛・耳鳴り・急性咽喉炎・不眠症等の疾病の治療に用いられます。
田七の果実は核状奬果で、腎臓形もしくは球形です。未成熟の果実は緑色で、しだいに紫色から朱色に変色し、最後には鮮紅色に変わります。田七は二年物から花を咲かせ、実を結び、種子が成熟するのは10月以降です。